スピンに関する覚書

左足でのスタンドスピン。

バックインで回る。体を左、右、とひねった後左に回し、同時に右足を回して回転する。ちゃんとバックインで入るよう、少しバックインで滑りだしてから回るとよい。

1回転でピタ、っと止まる。回るだけじゃなくて、ちゃんとコントロールして。2回転、3回転ぐらいまでやる。

そしたらフォアインから入る。左手は向かって正面からちょい右、右手は後方に。T字から左足を膝をよく曲げながらアウトに深めに入る。段々Rが小さくなっていくので、極小になるまでその姿勢のまま我慢。円の中心にくる、すなわち同じ場所で回転するようになったら、スタンドスピンに移行。

すなわち、膝を起こし立つつつ、右手右足を後方から前方に持ってくる。これが揃わないとバランスを崩す。両手は正面90度ちょい狭めぐらいに広げ、右足は右手の下にくるぐらいの位置に出し、45度ほどの角度で上げる。その状態で左足ちょい内側上に安定軸をつくる。

技術的には、左のフォアアウトからスリーターンでバックインに変わり、そのまま極小Rでバックインで滑り続けてることになるが、あまりそれは意識する必要はない。右手右足を前に出すことにより、外側に傾いていた体が内側に重心が移動するため、勝手にエッジがバックインに変わる。ただし、中心に入りきっていないのに移行してしまうと、ほんとにそのままスリーターンで抜けていってしまう。

で、数回転安定したのを確認した後、両手を胸でクロスする位置まで持ってくるのと、足を曲げ腿を曲げエッジを軸足につけるのを同時に行う。軸がうまく作れてないのに無理に閉めようとすると危険、とくにうしろにふんぞり返ってしまうのは危ないので、その時は開いてチェックに持っていく。

うまく閉めて回れたら、そのまま我慢して4,5回転はして、チェック。左手は横に流れてしまわず、正面に置くぐらいの気持ちで。

スピンはとかくバランスを崩しやすいので、あまり無理に速く回ろうとしないこと。十分に軸が安定しているのが確認できて初めてキツメに閉める。またスピードを付けて入りだすのも、十分慣れてから。近くで他の人もスピンの練習をしてることが多いので、自分が転ぶだけならともかく、エッジで人を傷つける、などの事故を絶対起こさなよう気をつける。