菅井:「経歴詐称懺悔屋」曽根一夫の著書を妄信

http://d.hatena.ne.jp/nobtotte/20051223

南京大虐殺の「証拠をさがす」と銘打っていますが、
残念ながら曽根一夫は経歴詐称(歩兵分隊長として虐殺を「証言」しているが、実際は砲兵初年兵)が発覚しており、その著書は「捏造」認定されております。。

吉田清治は有名なところですが、同じですね。

(あれ?トラバできなくなっちゃってますね。。昨日のも消されてしまいました。。)
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ryunosuke/8312/page049.html

 『曽根一夫』氏については経歴詐称が発覚しています。曽根氏が行った強姦や虐殺などは、最前線の歩兵の分隊長としての視点で書かれていますが、実際の曽根氏は砲兵隊の所属であり、しかも初年兵で馭者(大砲を馬で引っ張る係)であったことが確認されています。つまり、曽根氏の強姦や虐殺談は虚構ということになります。また、曽根氏も「日記」を発表していますが、曽根氏の所属部隊は南京に入城していないにも関わらず「十二月十四日、南京到着、敵死体散乱し、死臭甚し」などと書かれており、史料価値は全く無いことになります。
 余談ですが、秦郁彦教授も曽根氏に引っ掛けられた一人で、著作の中で曽根氏の手記を引用してしまっています。

http://www.ne.jp/asahi/unko/tamezou/nankin/alleged/chapter3.html

曽根一夫という人物は「手記」を出版し、そのなかで南京戦と南京陥落後の虐殺事件の実行と目撃談を書いている(『続・私記南京虐殺』など)。しかし、この人物は手記のなかで自らを歩兵の分隊長と称しているが、実際は砲兵の初年兵であった。砲兵は、一般に歩兵とは違って第一戦での戦闘に参加することはなく、実際に曽根が所属した部隊(第三師団野砲兵第三連隊)は、南京戦では後方に位置した部隊であり、中国兵を間近に見るという戦闘には参加していない。また、入城式には彼の属する部隊の一部が参加しただけで、部隊そのものは南京城内に入ってもいない。従って、彼が書いているような虐殺を南京やその近郊で見ることも実行することも不可能であり、南京戦中、行動をともにした戦友もそうした虐殺行為を目撃・実行することはあり得ないと証言している。つまり、曽根の「手記」そのものがまったくの創作だということである。