結論だけの短い文章に対しての「反論」の難しさ

http://d.hatena.ne.jp/dslender/20060204#p1

女系天皇容認派である社会派DS氏が、反対派であるDr.マッコイ氏のエントリにまとめられた簡潔な反対ポイントに対してコメントする形で容認理由を列挙。

が、それに対してDr.マッコイ氏より「結論部だけ抜き出してポイントのみを取り上げ、(すでに埋められている)「穴」をほじくるのは「アンフェア」」とコメント欄にて反論。

社会派DS氏はコメントの削除を厭わないと言明しているため、念のため保持(既に削除されている模様):

http://d.hatena.ne.jp/dslender/20060204#c1139029438

# drmccoy 『ここで引用していただいている私なりにまとめた7つのポイントは、私がこの問題をこれまで自分のブログでとりあげて、長々と説明して出てきた結論だけを抜き出したものにすぎません。

私がこれまでこの問題を取り上げてきた過程において、今回dslendeさんがここで書かれている様なことについては基本的になりたたないことをすでに記述してきたつもりです。この「結論のみを示す短い文章」ではそれらが反映されていませんから、この部分だけの穴をさがされても・・・という印象です。こちらとしては過去のエントリーの記述でその穴についてはすでに埋めているつもりですので。

ここでまた私が再度反論するのは、すでに一度書いたことを繰り返すだけで、こちらとしては単なるエネルギーの消費ということにしかなりませんし。

私の「結論部分のみを引用」するのでしたら、dslendeさんが同じように女系容認の簡潔な理由をならべて、比較するというのが適当ではないでしょうか。

女系容認論を、私がやったように簡潔にいくつかのポイントに絞ってまとめられないというなら、女系容認論とは所詮その程度のものでしか無いとも言えると思います。

そういうやり方に利用されるのでしたら歓迎ですが、今回のような引用のされかたには、アンフェアであるような印象を抱きました。

思考の末に出した結論といえでも、短い文章にまとめてしまえば、後から細かい批判をするのはいくらでも可能なはずです。その程度の事をしただけで何かを書いた気持ちになってしまうというのが所詮はブロガーなのかもしれませんし、私も偉そうな事を言える立場にはありませんが・・・。

まあ、一度ネット上にさらした文章がどう利用されようが、私にどうのこうの言う権利もないかとは思いますが。』

また、Dr.マッコイ氏は、別エントリにて、社会派DS氏を下記のとおりばっさり斬りすてる:

逆に要注意ブログはここ(社会派DS)です。まさに小泉首相の犬とも言えるような噴飯もののブログです。一見紳士的に見えますが、表現にだまされてはいけません。実に卑劣な運営者です。私の文章を引用してこまかいあら探しみたいな事をしているので、ちょっとこちらが反論とも言えないような程度の事を書いただけで、問答無用でコメントを削除されました。勝手に人の批判をかいておいてコメント欄で反論するなとは、あまりに横暴です。以前も同じスタンスの他のブログと私はもめた事がありますが、どうもこの手の輩は大嫌いですね。卑劣すぎます

まあ、内容もとるに足らない、何より自己満足のために書いているだけとしか思えないくだらないブログですが。そういう点では私も大差ありませんが、あんな卑劣なやり方でコメント削除までするとは思いませんでした。そうであるなら最初からTBなど飛ばさないで、マスターベーションらしく誰も見ていないところでこっそり勝手にやっておいて欲しいものです。

ということで、こういう相手にはこっちはコメント拒否とTB拒否で返すことにしました。

私見

(追記)

まず、コメント削除について。個人的には、開放するのも削除するのも運営者の自由。気に入らなければ勝手に削除すればよい。「言論弾圧だ!」などというには当たらない。別に他人のサイトの内容を消しているわけではない。

が、「自由」は当然「責任」も伴う。コメント欄を開放している以上、書き込まれたコメントへの対処(削除など)には責任が生じる。「自説と異なる意見である」という「ポリシー」にて削除するのは勝手だが、(感情的な軋轢も含め)「卑劣な運営者だ」という反発も受ける(それが正しいかは別として)。率直に言えば、削除する気マンマンなのなら、最初からコメント欄なんか空けないほうがよい。「おとなり日記の公開を優先したい」っつのは弱すぎる。

今回の drmcopy 氏のコメント内容は至極まっとうで、自分への反論への反論を消された側が反発するのはやむを得ない気がする(が、あのエントリでの書き散らしぶりは醜い)。コメント削除という「強行手段」がなければ(あるいはもともとコメント開放せずTBのみであれば)Drマッコリ氏もあそこまで憤慨することなく、もっと建設的な議論なり対話なりを進められたかと思う。