オリコンvs烏賀陽弘道氏で、あえて烏賀陽弘道氏を批判してみる。あとヒットチャートについて

http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20061221/mondai

ネットで「オリコンにこんなひどい目に会った」と言っている烏賀陽さんに、ネット上の人間は同情的なわけですが(ぼくも同情的でないわけではありません)、烏賀陽さんが今回この事件に関しておこなった「ネットの、メディアとしての使用法」に、いささか疑問もあるので、その点から言及してみます(言い忘れましたが、このエントリーの見出しは演出で、「批判」というより「行動の疑問部分がある」という感じです)。
(略)
要するに、「情報操作をしようとしていた」というのがぼく自身にとって烏賀陽さんの行動に信用が置けない・疑問を感じる要素があったのでした。
(略)
今回の「オリコン」の、烏賀陽弘道さんが提示した問題は、「オリコンがヒットチャートのランキングに関して十分な情報を提示していない」「情報操作の疑いを持っている」ということだったとぼくは判断したんですが*1、そう言っている烏賀陽さんが、初動の段階で、

  1. この裁判に関して十分な情報を提示せず(津田大介さんの「メール公開」はあっても、自サイトでの公開はなし。公開はしても、コメント・トラックバックで「読んだ人の疑問」に応える姿勢はなし)、
  2. ネット上の世論を操作しようとしている(「ネットで○○してください」と、過度に自分を被害者としてアピールし呼びかける

というのでは、2ちゃんねる的に言えば「お前が言うな」ということにもなりかねないわけです。

愛・蔵太さんの、波に簡単に乗っからず、あえて一歩引いて冷静に視る姿勢は大事というかさすがだと思います(いつぞやの「バカ騒ぎ」誤訳ネタにも釣られなかっただけある)。どうしてもこのテのネタは踊らされるというか煽られやすいものですし、「被害者っぷり」が若干鼻にかかるところはあります。