周辺情報追加 @apeman

http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20070226/p2

kaetzchenさんへ

呼びかけ文の転載ありがとうございました。

ちょっと1点気になることがありますのでご連絡をば。コメント欄で申しあげるのがスジなのですがコメント投稿にはgooのIDが必要で、他に使う予定のないIDをむやみに増やすと管理が行き届かなくなるおそれがあって好ましくないので、こういうかたちで失礼します。

(…)最初は共産ゲリラを殲滅するだけの作戦が,いつの間にか子どもを含む男子の一斉虐殺へと命令が変わっていた。(…)

第二次上海事変〜南京攻略戦は実態としても日本軍の認識としても国民党系の部隊を相手にした戦闘であって、「共産ゲリラ」の殲滅が目的ではなかったし、兵士たちの認識としても敵は「共産ゲリラ」ではありませんでした共産党系の部隊を相手に戦ったのは主として華北の戦場です。また、子ども(女児を含めて)が殺されたという証言は確かにありますが、「子どもを含む男子の一斉虐殺」が「命令」によって行なわれたと言いうるかはかなり疑問です。第十軍の柳川司令官が杭州湾上陸直後に「山川草木、全部、敵なり」と訓示したと伝えられてはいて、非戦闘員をも敵視する戦争の特徴が南京攻略戦にみられるのは確かですが、子どもや老人の殺害は掠奪や強姦などに付随して発生したものであって公式の命令にはよらないものだと考えるのが妥当でしょう(ただし、青壮年男子の連行・殺害については公式の命令によるものであることが資料によって確認できます)。マレー半島では「支那人及英国人は老若男女を問わず徹底的に掃蕩す」という命令が出ていたことを示す文書が見つかっていますが、南京攻略戰に関しては現時点でそれに類する文書は発見されていないはずです。

「いい加減なこと言われると迷惑」派もっというと「テメェが絡んできてインチキぬかすとこっちまで基地外だと思われんだろゴルァ派」でしょうかw

あと、例の英文、ホントに語学が堪能なガクシザーさんに添削してもらうってのはいかがでしょう。あとドイツ語版とラテン語版も作ってもらうとかw

(追記)コメント欄:

# kaetzchen 『ご指摘の通りです。だから,あくまで憲兵伍長だった祖父の証言を入れたのです。つまり,指揮系統が末端では目茶苦茶になっていたのです。祖父も最初は蒋介石殲滅と言われてたのに,後で共産匪賊殲滅と命令され,訳も分からずにとにかく「子どもを含む男子の一斉虐殺」が命令されたのは祖父の記憶では確かだそうです。

つまり,祖父の場合は憲兵隊だったので,ある意味の特殊任務を受けていたのかなと考えることもできる訳です(それゆえ公職追放も長かったですし)。当然,文書記録も全て焼かれて「証拠隠滅」が謀られたのは言うまでもありません。つまり日本軍側に文書記録がないのは「証拠隠滅」のためではないかというのが祖父の遺言でした。』 (2007/02/26 23:19)

# Apeman 『kaetzchenさん

差し出がましいようですが、やはり証言を引用する場合には「史料批判」的な態度が必要になるかと思います。さもないと否定論者にとって格好の攻撃材料を与えてしまうことになります。占領が完了して軍政が敷かれている地域ならともかく、交戦地帯でで憲兵に「子どもを含む男子の一斉虐殺」という命令が出るというのは考えにくいことですし、当時の中国情勢および当時の日本の中国情勢認識に照らしても37年から38年にかけて南京周辺で「共産匪賊殲滅」という命令が(どのレベルにおいてであれ)出るというのは、現代史の通説に反します(より後の時期の、華北ならともかく)。敗戦時に大量の文書が焼却されたのは事実ですが、なにしろ南京は国民政府の首都だったわけですし、南京陥落まで上海派遣軍と第十軍をあわせても100人に満たなかったとされているこじんまりした所帯の憲兵にそこまで混乱した命令が出るということはやはり考えにくく、まずは「別の時期の、別の地域のことと混同されたのではないか?」といった可能性を考えるのが妥当かと思います。証言は証言として紹介されるにしても、やはり注釈はつけておくべきかと思います。』 (2007/02/27 00:15)

「敵は内にあり」。

仮にガクシザーさんが当該声明に賛同の意を表明された場合、そのまま賛同者として受け入れるか、あるいは丁重にお断りするかは「自由だ〜〜!」(画像略)でも賛同者にガクシザーさんの名前が入っちゃうと(検閲)かもよ!


参考:南京大虐殺は存在した!
http://blog.goo.ne.jp/kaetzchen/e/0621839f9ba3bd6957f41fefc6f4a541

私の母方の祖父は陸軍憲兵隊伍長として,当時南京にいた。最初は共産ゲリラを殲滅するだけの作戦が,いつの間にか子どもを含む男子の一斉虐殺へと命令が変わっていた。祖父は狂ったように南京市内の迷路を走り回り,戦意を失った日本兵までも殺してしまったという。

 中国側が主張する死者数の「根拠が怪しい」から「事件そのものが捏造」だという非論理的なキチガイの論法は所詮キチガイの戯言であり,数が少々違おうと「虐殺」は虐殺だ。祖父も自分の率いる部隊だけで確実に6000人は殺したと言い遺して亡くなっている。痴呆に陥らず,自らの犯罪と向き合って,過去の負債と向き合って,軍人らしく死んでいった祖父を私は尊敬している。

 Apemanさんの呼びかけ [南京事件]ちょっとした提案 で,「映画『Nanking』へのネガティブ・キャンペーンおよび南京事件否定論に反対する日本のネットワーカーの共同声明」への署名募集がはじまっています。
(略)