ヘッジファンドの「売り抜け」手法を悪用するアメリカ帝国
http://empire.cocolog-nifty.com/sun/2007/06/post_19b9.html
国境を越えて大量の投機的資金を運用して年利30〜40%の投資収益を上げる投資顧問会社の投資信託をヘッジファンドと言う。
これが保有する株式を売却するときはどうするか?ご存知であろうか?
「高いときに売るのだろう?」 としか一般の方は答えられないと思う。
では略)正解は・ズバリ!
(売る株をさらに) 「買う!」のである。
そうするとその株の相場がさらに上がる。もうこれ以上上がらないというところで一転して全部・売却するのである!これがヘッジファンドの売り抜けの常套手段である。
ヘッジファンドの動きに釣られてその株を買った者は大損するが。このような策略を用いなければ年利30〜40%の投資収益など上げられないのである。
5月27日 ロスチャイルドと日本共産党の陰謀でも書いているようにこの方法はヘッジファンドに限らず・投資を行う者の常識である。
さてこの”売り抜け”のやり方を国家的なレベルでも行っているのがアメリカ合衆国である。
なかなかいい香りが漂ってますが、いまいわゆるヘッジファンドの収益、手法ってどんなかんじなんでしょうね。
TFJのレポートによると
http://fisco.jp/report/pdf/worldcurrent01.pdf
2006年は大体年率10%そこそこ、エマージングが27%と高く、グローバルマクロが3.8%と低い、という模様。ファンドによるとは思うんですが、年率30%を超えるのはかなり限られてるんじゃないでしょうか。多分ロング一辺倒で派手にドンパチして荒稼ぎってのはイマドキあんまりないんじゃないかと思います。天下のソロスセソセイ全盛期ならサテオキ。よく知らんけど。
まぁヘッジファンドなんつうもんはまさに「資本主義の豚の塊」なんでそのテの方々が忌み嫌って「よく分からんコスい手法で狡猾にズるく庶民をダマして荒稼ぎぃぃ!」という妄想に染まってしまうのも分からんでもないしある意味間違いとも言い切れないんですが(ぉ)、arb にleverage をかけるっちゅうのが基本としてあるわけでこういう risk taker がいるからこそ市場は均衡するっていう考え方もあるとは思うのです。