ミ、、ミクになんて魅力なんか感じないんだからね!

初音ミクに魅力を感じないのは、流布している音のほとんどがカラオケだから

http://ekken.blog1.fc2.com/blog-entry-683.html

「SFチックでなんかすごい事が出来るツールだ」とは思うのだけど、あまり魅力を感じない初音ミク

あの「機械が歌っているにしては上手い」けど「生身の歌手としてはヘタクソ」なヴァーチャルヴォーカリストすごいすごいと礼賛するのは、やっぱりオタク層なんだと思う。

非オタク層にとっては「機械が歌っていること」は、それほど関心度が高いことではなくて、初音ミクという存在を知るきっかけにしかなっていなさそう。

ニコニコの関連動画を見ても、(オリジナルらしい楽曲も数点あるようだけど)その多くは「ミクにhogehogeを歌わせてみた」というものばかりで、それを聴いても「コンピュータが歌うヘタクソなカラオケ」程度にしか感じなかった。酔っ払っている時でも、他人のヘタクソなカラオケはあまり聴きたいと思うものではない。

初音ミクが非オタク層を含む多くの人に「これはすごい!」と思われるようになるためには、ヴァーチャルアイドルカラオケごっこからの脱却、つまり、優れたコンポーザーによる多くのオリジナル作品が必要なんだと思う。

初音ミクに魅力を『感じない』のは、流布している音のほとんどがカラオケであることとは関係ないと思う。

http://cockatiel.blog6.fc2.com/blog-entry-712.html

曲がオリジナルだろうがカラオケだろうが、魅力を感じない人は感じないですよ。
今の初音ミクはこの瞬間に何かものすごいものを生み出せるわけじゃない。

もしかしたら今の段階の初音ミクをそういう楽器として扱って何かすごいことができたとしても、いま初音ミクに魅力を感じている人はそれに魅力を感じるわけじゃない。

まぁ、

難癖をつけようと思えばいくらでもつけられるし、斜に構えて「ヲレはヲタクじゃないしそんなのにクマー踊らされないぜ」と魅力を感じない風を装うのも勝手なのです(挨拶)。

なんでもそうだけど、黎明期、なにかが生まれてまさにその可能性が広がってく瞬間、多種多様な用途が次々に産み出され思いもつかなかった使われ方がどんどん出てくる瞬間。そういうのを目の当たりにし、いや単に見てるだけじゃなくて、どうやったら自分もその波に加われるのかと思いをめぐらす、そういった「状況」が面白いし楽しいんだと思います。「初音ミク」単体が、というのではなくそれを取り巻く「環境」が。

たしかに「ヘタクソなカラオケ」が数多くうpされてるのも事実。単に歌詞流し込んだ未調整ヴォーカルに拾ってきたカラオケつけてなんのミキシングもしてないような、正直聴くに耐えないレベルのものが割合的には圧倒的。

でもそれは、それだけ土台が広がっているってことだし、一定のレベルに満たない作品(とも呼べないもの)は自然に淘汰されていく。そういった土壌の中から優れた作品が出てくるし、「優れたコンポーザーによる多くのオリジナル作品」もまだまだ数は少ないものの生まれつつある。

毎日うpされていく作品の中から、「これは」と思える作品を見つけ出すのも楽しいし、現に出てきている。またそういうのを見ていると、自分も何か作りたくなってくる、創作意欲が刺激される。歌でもいい、絵でもいい、ネタでもいい。組み合わせは尽きない。

いろんなものがどんどん出てくる、もっと出てくるかもしれない、自分が出せるかもしれない、そういった期待感が今のミクの魅力なんじゃないかな?


あと、よく素人云々って話が出てきますが、ニコニコの上に上がってる、どうみてもプロの犯行です、なものを目の当たりにすると、本当の素人はネタで勝負するしかないんだよな、、、とか。どんなに優れた機材があっても、ラフがかけなきゃ意味がないだから次は絶対うpするために僕は(ry。

ああいうオリジナルな神曲なんて、どの程度の「素人」が作れるんだろうか。曲作りから伴奏打ち込み、ミキシング/マスタリングなど、趣味でDTMやってます、程度であれだけ作り上げられるのだろうか、、、