喰い散らかすのではなく、愛で育てる
what's my scene? ver.7.2:初音ミク・エクスプロイテーション:第一期ブームの終焉がなんとなく見えてきたと思う
http://blog.livedoor.jp/whats_my_scene/archives/50748524.html
「初音ミクニュース」さんの「12月1日の初音ミク&鏡音リン情報」経由で知ったのだけど、AVビデオ業界のあまりの動きの早さに驚いた。苦笑するしかない…:
(略)
で、自分の過去の経験に照らし合わせてみると、こういう消費のされ方が始まったということは、すでにブームはピークを越えたということのような気がする。もちろん、実際に世間で初音ミクの認知度が高まるのはこれからだろうけど、もはやそこに新しい「何か」が生まれる可能性は低くて、単に消費しつくすだけの虚しい世界が待っているような…。例えば、あのTBSがまた出てくるとか(もちろん、今度はもっと初音ミク側におもねった態度になりそうだけどw)。
(略)
今後の期待としては、ただ消費するためのブームが終わった後に、本当の「何か」が始まることかな。そう信じないと、辛いからね…。
作品に対する評価の基準としては、面白いかどうか、クォリティが高いかどうか、というのが第一義的にくると思うんだけど、その評価以前にその作品が対象をちゃんと育てようとしているのか、それとも単に時流に乗って喰い散らかしてるだけなのかどうか、それもやっぱり大事なんだと思う。いわゆる「ミク愛」が感じられるか、と。
青いっちゃ青い考えなんだろうけど、そういう想いってのは根底を支えるものだし、それが欠落した作品(商品)ばかり溢れるようになってしまうと、もう枯れていくだけじゃない。
金の匂いがしてくるのはイヤン、と前に書いたけど、世の中コトが大きくなってくると資金、資本ってのは重要なファクターになってくるし、流れがあるところには金も人も寄ってくるのは当然。でもそれが金の匂い「しか」しないようになっちゃったら、もう何も生まれてこない。金の匂いに釣られてくるような人たちには要注意。
カラオケ、商品化、パロAV。どんどん世の中に広がっていくのはまことに喜ばしいんだけど、そこに「育てる想い」があるのかどうか、ちゃんと見極めていく必要があるんじゃないかな、とか。