初音ミク配信でのブログ論争 2社が“手打ち” - MSN産経ニュース

http://sankei.jp.msn.com/entertainments/music/071225/msc0712251519001-n1.htm

 バーチャル歌手ソフト「初音ミク」を用いた楽曲の「着うた」配信契約をめぐって、論争を展開していた「クリプトン・フューチャー・メディア」と「ドワンゴ・ミュージックパブリッシング(DMP)」の両社は25日、一連の騒動を関係者に謝罪したうえで今後の協業を確認する共同コメントを発表した。両社は音楽著作権の処理に関して「現在のシステム・ルールがネット時代に即応できていない」との認識で一致、新しいシステムを検討していきたいとしている。もつれた権利関係をめぐる争いは、両者による“手打ち”で一段落したかっこうだ。

 騒動は、アマチュア楽家が動画投稿サイト「ニコニコ動画」上で発表した「初音ミク」関連楽曲を、DMP社が「着うた」として配信したのがきっかけ。「初音ミク」のソフトメーカー、クリプトン社がキャラクターの著作権や商標を持っていることで契約交渉が複雑化したうえ、両社が互いの公式ブログ上で交渉の不備を指摘しあうなどしたため、論争の行方がネットユーザーの注目を集めていた。

 共同コメントで両社は「今回の一件に関し、事の経緯・事実関係に関しては、両社は一切争わず、おのおの独自の主張を行わない」ことを確認し、「音楽データ(原盤)制作者様、両社のユーザー様に混乱と不安感を招いてしまいましたことにつき、深く反省しお詫び申し上げます」としている。

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