論より作品

らばQ : なぜVocaloid鏡音リン・レンロードローラーなのか

http://labaq.com/archives/50878794.html

野菜・果物を持つ、という枠に囚われないのはいいことだと思います。

参考:何かが生まれる土壌を育むということ - 孤高

http://d.hatena.ne.jp/myhoney0079/20071112/p2

それに対して、新キャラであるリンにアイテムを「持たせよう」という動きについては、若干無理強い感が拭えないのは確か。ミクはネギもってるんだから、リンにも持たせないと、たまねぎ?みかん?たくあん?そうしたい気持ちも分からんでもない。が、こういうのは、持たせることを前提として出された候補の中から選ぶ、というのではなく、何かを持ったリンが躍動する、人を惹きつける何か、誰かがそんな作品を神うpし、それが人々の琴線を触れまくる。もしそういうのが湧き上がってくれば自然とそのアイテムが熟し、定着していく。そういう風にして育まれるものであって、無理にアイテムを決める、ってもんでもないと思う。生まれないのであれば、無理に持たせる必要はない。

まだ、発売さえされていない。今「アイテム」という枠にこだわることはない。もっと違う何か、シチュエーションであれ設定であれ。例えばホウキに跨らせて空で歌う神動画をうpし賞賛されれば、魔法少女リンになるかもしれないし、回すんじゃなくて掘るんじゃね?となぜかシャベルもったドカタりんになるかもしれない。今は誰も思いついてないし、作れてもいない。が、明日には想像を超えた何かが生まれるかもしれない。私たちに今出来ることは、焦って狭い観念で固定化することでも、プアな発想と切り捨てるのでもなく、何かが生まれる土壌を育むことだと思う。

1000の議論より1つの良ネタ。鏡音リンロードローラー

http://anond.hatelabo.jp/20080102233445

年明け早々、完全に鏡音リンロードローラーとキャラが固まってしまった。
これまで散々「ミクがネギだからリンも野菜だな」「色からしてミカンかな」「髪型からパイナップルでどうよ」等
無駄に白熱した議論があちこちで巻き起こったものの、これとして決定的な物にはならずにいた。
 

そこに現れた1つの動画。まさかのロードローラー
ジョジョネタから派生しただけに過ぎなかったこのネタが他の職人達に刺激を与えたのか、しばらくして次々と
ロードローラーを題材にした歌がアップされるようになった。中にはいくつか傑作が生まれ、ランキングの上位に位置し、
もはや完全に鏡音リンロードローラーというキャラ付けが浸透してしまった。

今まで散々議論していた連中のなんと無様な事よ。まさに流行を作るのは「作ろうとする意図」ではなく、
職人達のひらめきと、それを実現する労力だという事を思い知らしめてしまった。