たんぶる/画像転載問題

いろいろ問題が起こっていたようです。ここでも(紹介のためとは言え)「画像転載」を行うときがあるので、少し考えてみようと思います。

基本方針

ここで画像の転載、引用を行うのは、

  • 紹介:これはイイと思った画像
  • 利便性:記事引用/紹介の際に一緒にあったほうが分かりやすいと思う画像(あきばブログなど)

の場合であり、その際、

  • 引用元/一次著作者明記
  • サムネイル表示:通常 w200(時々忘れることがあるが気づいたら直してる)

を行う用留意している。ただし、まさににゅーあきばtumblr経由などの場合、、jpg へリンクしか張っていないため、一次著作者にあたれない場合があり、その場合はたんぶるへのリンクに留めている。ここらへん要考慮。

いずれの場合にせよ、絵師/ネタ元へのリスペクトは失わないように。

著作権侵害

厳密にいえば、画像の「転載」は著作者の許諾および転載元の明記を必要とし、それを伴わない無断転載は「違法」といえる。(米国での判例だが)検索エンジンによるサムネイル表示は「フェアユースの範囲内」という判例もあるが、縮小表示(サムネイル)だからおkというわけではない。

日本においては著作権侵害親告罪であり、また判例があまりなく明確な基準がはっきりしていない。「非営利の個人ブログにおいて引用元紹介を目的として画像を縮小表示すること」がどの程度著作権侵害と見做されるのか。

もちろん引用元作者より転載不許諾の旨連絡があれば取り下げますし、今後はなるべくその都度確認を取るよう心がける予定。

さはさりながら、実務的に、許可依頼/許諾の完了を待っていると時期を逸する可能性があるので、転載の際「著作者許諾待ち」などと明記することで落としどころを探ってみることに。

「転載」方法/「直リン」

画像転載を行う技術的な方法はいくつかある:

  1. img src= などによって元画像を直接インライン表示
  2. ローカル保存した後、一旦自サーバーにうpしそれをインライン表示
  3. たんぶるなどの「倉庫」に落としそれをインライン表示
  4. http://imgred.com を使用

個人的には、2), 3) はまさに「複製」を作成しネット上に置くことになるため若干抵抗があり、1) の方法を取ってきたが、「直リン」の問題を指摘するコメントを頂戴した。

http://paki.s33.xrea.com/

ここでいう「直リン」は、< a href>によって直接リンクを貼ること「ではなく」上記 1) のように他サイトの画像を直接インライン表示することである。「ホットリンク」などと呼ばれることもある。上記サイトはかなり昔からあるサイトであり、たしかに当時は素材画像などへの直接アクセスによりサーバ負担(特に keep alive がない HTTP/1.0 では)が問題になった記憶はある。(そのもっと前は、画像自体のコントロールが引用元に置かれるため、そっちのほうがマナーに沿ったやり方、だった記憶もある)

現在でもいくつかのブログ/レンタルスペースは、倉庫目的としての利用を排除するため、他サイトからの直接画像アクセスを禁じ、また弾いている(fc2など)。

同一ページ(また同じ雛形を持つ類似ページ)で何回も参照される素材アイコン/バナーと、単発の紹介画像では頻度は同程度とはいえないが、当該画像を表示するページにアクセスがある度に(通常のUAであれば)引用元へのアクセスが付随することは確かであり、その分引用元サーバの負担になることは確か。

が、インフラの性能はかなり向上しており、またあくまで画像/作品のコントロールが著作者に置かれているのと、下記のとおり「複製」が生成されコントロールを失い複製の連鎖からコンテンツホルダーとしての足跡が奪われるのとどちらがいいのかは不明。

2) の方法は、、、利用自由がうたわれている素材画像と異なり、絵師の作品など(CCが宣言されていない限り)の複製を自サーバにあげることは、より著作権的にグレーの度合いが濃くなる気がする。

3) tumblr は、、、これもいろいろ問題を孕んでいるので、しばらく自重。

4) imgred.com:指定された URI の画像をキャッシュとして保持しその画像を返す。これを利用すれば、i) サーバーへの負荷, ii) 複製の連鎖を避けることができる。

よって、しばらくの間 imgred を試験的に利用することにする。

但し、niconail.info など、画像を生成しそれを表示させることを目的としているサイトはこれに該当しない。