「殺人ドール」

秋葉原17人殺傷の衝撃(下)】「器物破壊化殺人」生む疎外感 対策は「心開かせる社会」 (2/4ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080611/crm0806112024036-n2.htm

■「殺人ドール」

 「器物破壊化殺人」。元検事で旧総理府青少年対策本部参事官も務めた田代則春弁護士の造語だ。何のためらいもなく、モノを壊すかのような感覚で殺害する行為を指す。「平成9年の神戸市須磨区の児童連続殺傷事件のころから、人を人とも思わぬ若者の殺人が目立ち始めた」

 器物破壊化殺人に共通するのは(1)ためらいがない(2)人を殺す動機がない(3)罪悪感がない(4)人を殺す意識がなく、モノを破壊する感覚しかない−などだ。

 13年の大阪教育大付属池田小事件や今年3月の茨城県土浦市の8人殺傷事件もこれに該当。加藤容疑者も挫折感や「格差社会」への不満から無差別殺人へとエスカレートした疑いが強いが、秋葉原を犯行場所に選び、面識のない人を殺害した動機には直結しない。

 神戸の児童連続殺傷事件を起こした少年=当時(14)=は、事件前に猫や鳩を殺していた。「むしゃくしゃして人でも何でも破壊したくなる。犬や猫を殺したり、女性の場合は人形を壊し始めると危険な兆候だ」と田代氏。

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 犯行3日前の今月5日、サイトに書き込んだ加藤容疑者は「モノ扱い」される派遣労働者の立場に不満を募らせていた。殺す側を「人形」に例えて自身を重ね、同じ「モノ」を壊す感覚で人間を襲ったのか。

ZAKZAK
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_06/t2008061011_all.html

集めていた同人誌について、「商業化したものはダメ。金儲け主義に走ってもダメ」と独自の価値観を持ち、PCゲームは「萌え系アニメの少女が大量の弾丸を撃ち合う」という同人誌系2Dシューティングゲームにのめり込んだ。