tumblr と twitter の親和性、相乗効果

再構成するかもですが、つらつらと:

yorutoko 雑感追加

とりあえず、両方ともタイムリーかつホットなトピックであり、両サービスの利用者のカブってるのは確かではありますが、2時間という制約のなかで1,2部であれだけの題目、発表数をこなすのはやっぱり無理があったのかな、と。「有名人」を集めていろいろ話をさせるのはそれはそれで面白いんですが、両サービスの特質、指向性、抱える問題は結構違うので、総花的ではなく、それぞれをもっとえぐった話をするのもいいかもですね。いちゃもんつけてるように聴こえるかもですが、タイムリーにこの二つのトピックを、あれだけのメンツで、かなり濃い密度でまとめあげたのはすごいと思いました(フォロー)。

体系、歴史、数字

なんとなくおもしろそーだなー、と初めていつのまにか慣れてしまったので、結構体系的な事項を知らなかったので、それに関する説明はありがたかったです。開発者が david ってゆう若造ってことも知らんかったし。こういう機会がないとあんま自分で調べようとしないですし。

tumblr

twitterに比べ、アングラ的です。著作権的な問題もあるし、あんま胸張って広めようとは思わないかもしれません。特にDBが肌色や虹で埋まってる人は。友人とこそこそ隠れてエロ本見てるのが楽しい。

基本的に、馴れ合いは無し。一応reblog するときコメントはつけられますが、基本的には reblog or not。男は黙ってリブログ。ま、like もあるけど。

ある意味、審美眼の勝負。あ、いや、勝ち負けってわけじゃないけど、「どや、この画像、ええやろ」と流し入れ、reblog/like されれば、「な、えーやろ」。また流れてくる画像にやられれば、「クッ、なぜオレのツボをこんなにまで、、、、」と白旗を掲げリブログ。あくまでコンテンツで勝負。肌色二次画像、テキストに関わらず、選球眼、審美眼。コンテンツだけではなく、それを流している「中の人」をもっと知りたければ、 iddy なりブログなり、そして twitter なり。

著作権的なアレ

で、やっぱり著作権的な問題は避けられない。とりわけ画像に関しては。自分の作ったものだけを放流してるのなら問題ないが、実際ほとんどの人はどこかの画像サイトや画像スレまとめサイト、絵師サイト、pixiv などから著作権者の許可を取ることなくポストしているだろう。さほど著作権に詳しいわけではないが、ふつーに考えて、クロ。特にグラビアなどの「売り物」を転載している場合は経済損失的なものも絡むから特に。

tsudaさんも冗談半分、ということは本気半分でグラビアとかを大量転載してる人は逮捕される可能性がある、と言ってたね。キャッシュと言い張る、とか権利元に有利な云々という変化球がどこまで通るかは不明。自分で能動的にうpしてるんだったらキャッシュというのは難しいだろうし、有利かどうかは転載する側が決めるもんでもないし。

本気で tumblr のセッションをするのであれば、それこそ法律に詳しい人を招いて説明してもらったり、議論をしたり、の方が有用なのかもしれません。

twitter

よく言えば交流、悪く言えば馴れ合い。

あたしは nov07 に始めた、、、ことになってますが、最初ちょこっと試したっきり、いまいち面白みが分かんなくって開店休業状態で、再開したのは今年の3月からです。最初はフォロワーとかよく分からず、一人で「ふろはいった」とかつぶやいてたけど虚しくなってやめました。

たしか再開したのは、、、tumblr 上でフォローしてた mayfeld さんとか nagas さんとかのiddyを見てたら twitter id があったんで、こっちもちょっとフォローしてみよっかなー、と。あとニコニコの koizuka さんとか。そっからフォローする人をちょこちょこ増やしていって、ジャズピアノまわりで tanigon さんとか mochilon さんとか。またニュースサイト系のカトゆーの中のひととか karzsp さんとか maname さんとか。そんなこんなでいまだいたい100人ぐらいですね。

follower/ing 0 でやっててもあんま面白くなくて、人のつぶやきを見るとか情報を得るとか突っ込むとか絡むとか、「人とのつながり」が最終的には肝。そう、「あたしを見て」だよ。

  • 自分用:思ってることをすぐに吐き出す。まとめる足がかり。twitwiki 計画。
  • 情報源:純粋にネット界隈やリアルで起こってることの情報収集。あるいはリマインダー
  • 聞いてほしい/見てほしい:ボク、こんなこと思ってるんだよ
  • 教えてほしい/助けてほしい:ねぇ誰か教えてよ。改まって聞くと誰も答えてくれなかったとき恥ずかしいけど、ただつぶやいてるだけだもんね
  • 答えてあげたい:それはこうなんだよ。ボク知ってるんだ。すごいでしょ

若干釣り餌つけてるけど。

TL上の人間関係/距離感

TL上の@の投げあい上、推測するしかない。それぞれがどこまで知り合いでどういう関係なのか分からない。どう距離感を取っていいのか。そこらへんのバランス感覚が微妙なので、気にする人は気にしてしまうかも。それこそ「@で送ったのに何も返してくれません!」@小町、的な。

システム的な面

から見ると、やはり情報がTLに集約される、という点。受け皿。わざわざブログ見に行かなくて良い。

通常のブログだとどうしてもアンテナに登録する、とか定期巡回する、というワンクリック以上の能動的アクションを求められる。それに対して twitter だと、何もしなくても、受動的なままで TL に落ちてくる。あ、LDRは使ってないので知らん。

autopagerize もそうだけど、不要なアクションを取らなくてよい、というのは便利かつ重要。

今後の展望

リアル「有名人」の参入

ちょっと前だと逢坂さんとかの政治家、そして今ホットな勝間勝代、、もとい和代などの「リアル」の有名人が始めている。いままでもブログやメールなどでの「交流」手段はあったが、用事もないのにわざわざメール送るのも変だし、ブログへの書き込みも敷居が高い。そもそも認証制だったり閉じてる場合もある。ブログにエントリとしてアップされている内容はあくまで「記事」であり、それに対して反応するにはある程度の内容が求められる。気軽に話しかける、という風にはいかない。

それに対してtwitter は、その名のとおり「つぶやき」であり、彼らが乗せる内容も身近であり、気軽。雲の上の遠い存在ではなく、仕事や原稿に追われる「人間」としての一面が見られる。特に勝間の場合は、「始めたばっかりでよく分からない」という低姿勢で真摯な対応を見せる。しかも習得スピードが早く、飲み込みが良い。人々の「教えてあげたくなる病」のポイントをうまくついている。ある意味、魔性の女。

炎上リスク - 拡散、伝播のスピード

これはかなりの好例だが、彼女の能力値、経験値の高さ、素直さがあってこそで、そうでない「有名人」が参入した場合、どのような反応を見せるかは予測が難しい。下手をするとブログ炎上以上のスピードで伝播、拡大する危険性がある。

TLはリアルタイム。ブログの場合は、火種となるエントリーが投下されたとしても、ヲチャに発見され、2ちゃんなどに晒され、ニュースサイトに取り上げられ、まとめサイトができ、、、と広がっていくにはそこそこの時間がかかる。が、twitter だと、一瞬。その人が発した語句がそのまま一気にRTで拡散するだろう。脊髄反射的に燃料を投下するような事態が起こると収拾がつかなくなる。おそらく芸能人が twitter を始めることがあっても、最初はしょこたんのような更新通知かイベント通知だけだろう。じきに「つぶやく」かもしれないが、どこまでリスクが管理できるか、見ものではある。

一般人への広がり

正直これはよく分からない。少なくとも私のリアルの周りでは、やってる人はいない。名前ぐらいは知っている、という人がちらほら。以外に外人の方が知ってる。

キャズムがどうのとか言ってたが、、、あんまこういう「マーケティング語句」って好きじゃないんだよね。ぐぐる先生に聞いてみると、「ハイテク業界において新製品・新技術を市場に浸透させていく際に見られる、初期市場からメインストリーム市場への移行を阻害する深い溝」らしい(http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/chasm.html)。片側1シグマの外のコアな連中だけが面白がってる状態から抜け出せるか、ってことか。それだったら全然超えてねーじゃん。

ネットに参加するには、通常三つの形態がある。

  1. 匿名:2ちゃんとか掲示板の名無し
  2. ハンドル:ネット人格。非実名晒しブログ。ハンドルでの掲示板書き込み
  3. 実名:mixi とか facebook とか

2ちゃんにちょっと書き込む分なら、実名も晒さないし、ハンドルも必要ないし、「ネット人格」を用意する必要もない。
知り合いだけのクローズドなSNSなら実名でも構わない(いろいろ問題はあるが、常識的な行動をしてる限りにおいて)。外人は結構平気でオープンに実名さらし、顔さらししてるが。

[まとめ中、、、、]