1.8.10 帝国戦争博物館
昼頃出る。帝国戦争博物館。waterloo

入口で簡単な荷物検査。グラウンドには戦車や砲などを展示。飛行期もぶら下がってる。

単なる博物館的なのかと思いきや、地下の展示が中々濃い。一次、二次、冷戦、スパイ戦など戦線ごとに説明と展示がなされてる。

日本に関しては、一次は同盟国だったので、将校の軍服などがかっこよさげに並び、ドイツのコロニーを変わって治めた、と。

が、やはり二次では、日の丸はちまき日本兵だったり。が、説明は、アジアから西欧諸国のパワーを追い出す云々という書き方で、invade という言葉は使っていない。ドイツに対してはよく使うが。戦艦二隻沈められたことに関しては触れてない、、、捕虜の扱いが酷く沢山死んだ、とは書かれてた。

一次のところで、塹壕体験とか。暗い穴蔵に蝋人形とか怖い。

outbreak から、東部、西部、地中海、など戦線毎にコーナーを設け、実際に使われた銃、軍服などを説明とともに展示。礼参でも反戦非難でもなく、比較的淡々と陳列している。もちろんイギリスは両大戦とも戦勝国だし、自国よりではあるが。

二次戦後も、キューバ、朝鮮、ベトナム、中東など。あれ、フォークランドはあったっけな?

そしてM15,16、シークレットソルジャーなどもあり、興味深かった。

で、、最上階のナチスアウシュビッツのが、、重い。14才以下は推奨しないとあるように、ガスで「処理」されたユダヤ人の死体の山の写真がでかでかと張ってあったり、収容所の模型に人が連行されてたり、いろいろくる。

日本にあるのって、左右に偏りすぎてる感じ。靖国遊就館は右すぎて客観性に欠けるし、昭和館や原爆のは悲惨さ云々反戦

当時の日本のおかれた状況、ハル通告と開戦、戦線の拡大と縮小、崩壊、原爆投下とポツダム受諾、ソ連の侵攻あたりまで、情やイデオロギーに走るのではなく、淡々と簡潔な説明と展示に徹するようなものがあるといい。