咄嗟の動き

帰りの電車で車両の真ん中辺につり革捕まりながらひぐらし暇潰しを再プレイしながら乗ってたら、駅に停車してる時にドアのあたりでドン!という音が突然聞こえた。なんか重い荷物を降ろしただけだのかな、と思って見てみたら、おっちゃんが倒れて車両とホームの間に頭突っ込んでる。ちょ、これやばいんちゃうの、と咄嗟に駆け寄ったら、どうやら意識はあるようで単に酔っ払って倒れただけっぽい。助け起こそうとしたけどすでに他の若い兄ちゃんが手を貸していて無事立てたようなので、大丈夫かなってことでそばでいただけだったけど。

停車中で単なる転倒だったから特段何もなく済んだけど、走行中で急病だったら自分に何が出来ただろう、と不安というか自信のなさというかに襲われてしまった。車掌を呼ぶにしても緊急ボタンはどこにあるのだろうか。咄嗟に適切な対処ができるだろうか、と。

とはいえ、周りのほとんどの人がその場に立って傍観したままだった中、考えるよりも早く即座に駆け寄った自分の行動を評価することにする。ちょっと離れたところに座ったのに誰より早く駆け寄って手助けしたその兄ちゃんはかっこよかった。