靉光展@国立近代美術館

そういえば皇居歩いたあと竹橋のほうに出たんで、近代美術館に寄ってみました。普段とくに美術館を回る人ではないんですが、せっかくなので。特設は靉光展でした。よく知らんけど、シュールレアリズム系は嫌いじゃないんで入ってみることに。
http://www.momat.go.jp/Honkan/AI-MITSU/index.html
ちょうど最終日の前日だったようですね。

、、、で絵を語れるほど美術的素養はないんですが、有名なのはこちらの絵でしょうか:

http://search-art.aac.pref.aichi.jp/dat/pic/1998/obj199800111s.jpghttp://www.econfn.com/iwadare/img097.jpg

二枚目の「眼のある風景」は、作品を目の前にすると、ぐにゅっとくるというか、はんむぅというか、、言葉で説明できません。いろいろ作風が変化しています。

で、ソファにおいてあった「現代の眼」を読んで知ったのですが、この作家は戦前から戦中に活動し、敗色濃い1944年5月に召集され、1946年1月に上海で戦病死し、 「戦争犠牲美術家」「抵抗の画家」と「呼ばれていた」ようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%89%E5%85%89

で「呼ばれていた」というのは、日本共産党の影響を受ける日本美術会のなんとか展で「戦争犠牲者」「反戦」などのイデオロギー的旗印として取り上げられた、つまり「レッテルを貼られた」とのこと。そのような政治的意図に束縛されず作品そのものに目を向けるのがこの展示の意義、、、ということが書いてあったと思いましたが、詳しくは覚えておらず、ぐぐってもあまり見つからなかったので、詳しい方は補完してくださいませ。