オリコンのアレ

津田氏の「現時点での」結論
http://xtc.bz/index.php?ID=399

  • 迂闊なコメントをした烏賀陽氏も悪いし、それを見て真っ赤になって5000万円の訴訟を起こしたオリコンも大人げない。しかし、この件で一番責められるべきは(この件に関して)無責任な記事作りをしたサイゾー編集部・インフォバーン社にあるだろう。混乱を招いた多くの原因はサイゾー編集部にある、と俺は思う。
  • オリコンチャートの信頼性というものは、恐らく今のビジネスモデルでオリコンがやっていて、ほぼ独占状態になっていることを考えれば、「買う側」からしてみれば重大な問題ではない。そして、今回の記事が出たことでその信頼性が揺らぐということはないだろう。むしろ、オリコンがこういう訴訟を起こしたことで「何焦ってるの?」と信頼性を疑う向きが出てきたんじゃないか。
  • 信頼性の議論は「昔」の議論と「今」の議論が混同されがち。しかも、レコード会社が自主的に行う買い取りと、レコード会社とオリコンが「協議」して順位を変動させるのではまったく違う。音楽業界関係者に話を聞くと「どちらもある(あった)。しかし、操作できる幅はあまり大きくない」という意見が返ってくることが多い。オリコンは訴訟をすることでここを掘りすぎると、彼らにとって都合の良くない事実も出てくるのではないかという懸念がある。
  • 終結論。1月9日の第1回公判の前にオリコンが訴訟を取り下げるのがいいと思います! そのときにサイゾーに事実関係があやふやだった「予約」の部分についてだけ謝罪記事を載せる、という条件で「手打ち」するのが、誰にとっても幸せなんじゃないかと思うんだけど……。

参考:オリコン訴訟問題について音楽業界関係者に取材しました(http://xtc.bz/index.php?ID=400

via http://d.hatena.ne.jp/fuzzy2/20061225/p1